建築設備士の第二次試験は、5時間30分あります。一次のマークシートとは、体の使い方がまったく違う。私は一度二次で落ちていて、そのときは道具の準備が甘く、当日そこで気を取られました。この記事では、当日に会場へ持っていくものと、前日にやっておくことを整理します。
※持ち込みの可否は年度で変わることがあります。最終的な判断は、必ず受験票と公益財団法人 建築技術教育普及センターの公表情報で確認してください。この記事は受験した側の準備メモです。
持ち物は2種類に分けて考える
当日の持ち物は、「受験に要るもの」と「5時間30分を戦うためのもの」に分けると抜けにくくなります。前者を忘れると受験そのものに響き、後者を忘れると後半で失速します。どちらも点数に直結しますが、性質が違うので分けて用意します。
① 受験に要るもの
- 受験票:前日にかばんへ入れる。当日の朝に探し始めるのが一番危ない。
- 筆記用具:練習で使ってきたものをそのまま持っていく。当日だけ新品に替えない。
- 時計:時間配分がそのまま点数になる試験なので、自分で時間を見られる状態にしておく。
- 電卓:電気を選ぶ人は計算があります。使える種類に条件が付くことがあります。
時計と電卓は、持ち込める種類が決まっている場合があります。私は前日にこの欄を上から順に読み直して、手元のものが条件に合っているかを一つずつ確かめました。ここは「たぶん大丈夫」で済ませないところです。
② 製図で使うもの
設計製図なので、作図の道具が要ります。ここで大事なのは「練習で使ってきたものを持っていく」ことだけです。当日に新しい道具を下ろすと、手が慣れていない分だけ確実に遅くなります。何をそろえるかは製図の道具と準備にまとめています。
消しゴムと替え芯は予備を入れておくと安心です。数十円のもので、なくなった瞬間に手が止まります。私は替え芯を切らしかけて、そこから数分もったいない時間を使いました。
③ 5時間30分を戦うためのもの
ここが、一次試験との一番の違いです。5時間30分は、集中力より先に体が先に落ちます。
- 昼食:重いものにしない。食べた後に眠くなると、午後の作図がそのまま遅くなる。
- 飲み物:会場周辺で買えるとは限らないので、持っていく方が確実。
- 上着:8月でも会場の冷房は効きます。手が冷えると線が乱れる。
- 常備薬:頭痛薬など、普段使っているものがあれば。
- ハンカチ・ティッシュ:夏場は会場に着くまでに汗をかきます。
上着は見落としやすいところです。真夏に上着を持って出るのは気が進みませんが、作図は手先の仕事なので、冷えるとまっすぐ線が引けなくなります。
④ 前日にやるのは2つだけ
持ち物についてやることは、かばんに全部入れて口を閉じることと、受験票の注意事項を最後まで読むこと。この2つだけです。当日の朝に用意を始めると、必ず何かが抜けます。逆に、前日にかばんの口を閉じてしまえば、持ち物のことは頭から出せます。
前日の過ごし方そのもの(当日の動きの決め方、何を解いて何を解かないか、寝る時刻)は、発表後の1か月 週割りプランのラスト3日にまとめてあります。
やりがちな失敗
- 当日の朝に道具をそろえる:一番忘れ物が出るパターン。
- 新品の道具を下ろす:手が慣れていない分、確実に遅くなる。
- 替えを持たない:替え芯と消しゴムは切れた瞬間に手が止まる。
- 昼食を重くする:午後の作図が眠気との戦いになる。
- 受験票の注意事項を読まない:持ち込みの条件はここにしか書いていない。
まとめ
- 持ち物は「受験に要るもの」と「5時間30分を戦うためのもの」に分ける
- 受験票・筆記用具・時計・電卓は、条件を受験票で確認してからかばんへ
- 製図の道具は、練習で使ってきたものをそのまま持っていく(替えも入れる)
- 昼食は軽く、飲み物と上着は持っていく
- 前日にやるのは、かばんの口を閉じることと、受験票の注意事項を読むことの2つ
当日の朝にできることは、もうほとんどありません。前日にかばんの口を閉じてしまえば、あとは製図の時間配分のとおりに手を動かすだけです。持ち物で使う集中力は、1グラムでも作図に回してください。

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