一次の合格発表が終わり、二次(設計製図)まで残りおよそ1か月。2026年は7月23日(木)発表、第二次試験は8月23日(日)です。最初の一手は決めた。でも「今週は何を主役にすればいいのか」——ここが決まらないまま日々が過ぎると、必須も製図も計算も少しずつ触って、どれも仕上がらないまま本番が来ます。私は一度二次で落ちていて、その1か月をまさにそう使いました。この記事では、4週間+直前3日を、週ごとに配分を変える形で具体的に整理します。
※日程や試験形式は、必ず公益財団法人 建築技術教育普及センターの公表情報でご確認ください。
大原則:週ごとに「主役」を1つ決める
1か月は短いので、必須問題・製図・計算を毎日均等に触ると、全部が中途半端で終わります。やることを減らすのではなく、週ごとに時間の比率を変える。その週の主役に半分、残りを他に配る。今週の主役を一言で言えるなら、その週は成立しています。何から手をつけるかの順番そのものは二次は何から手をつける?に整理しています。
第1週(発表〜7月29日ごろ):現在地を測る
主役は測ることです。過去問を1年分、本番と同じ時間で解いてみる。点数は気にしなくて構いません。見るのは、どこで手が止まり、どこで時間が足りなくなるかです。あわせて選択分野をこの週で確定させます(迷ったまま2週目に入るのが一番もったいない)。決め方は電気・空調・衛生どれを選ぶ?を参考にしてください。もう一つ、平日に机に向かう時間帯を固定してしまうこと。毎日その場で決めていると、決めるだけで疲れます(夜の時間を生活構造から直す)。
この週の終わりに「製図で何分オーバーするか」を数字で言える状態になっていれば成功です。
第2週(7月30日〜8月5日ごろ):弱点を分解して潰す
主役は分解。この週はまだ通し練習をしません。第1週で見つかった穴を、部品ごとに潰していきます。製図は苦手な部分だけを繰り返す。計算はテーマごとに解き方の型を固める(電気計算 攻略まとめ)。必須問題は毎日回して、覚え直しの回転を上げます(必須問題の暗記のやり方)。
この週は、やっても進んでいる感じがしません。私も同じ問題を何度も間違えて、動いていないなと焦りました。手応えが出るのは次の週なので、焦らず回す期間だと決めておくと気が楽です。
第3週(8月6日〜8月12日ごろ):本番の時間で通す
主役は通し練習。図面を、途中で止めずに最後まで1枚仕上げます。最初は時間内に終わりません。私は本番の持ち時間から逆算して1枚60分を目標にしていましたが、実際に測ったら88分かかりました。差は28分です。この28分は根性では縮まないので、描く順番を毎回固定して、次に何を描くか考えている時間を先に消しました。あわせて、部分ごとにタイムを測ると、どこで何分こぼしているかが見えます(図面は「手の訓練」/製図の時間配分)。
必須問題も、この週から「見て思い出す」を卒業して、白紙に書き出す形に切り替えます(覚えたのに書けないを解消する練習法)。本番で出てこない知識は、覚えていないのと同じです。
第4週(8月13日〜8月19日ごろ):新しいものを足さない
主役は再現。新しい教材にも新しい問題にも手を出さない週です。やることは、書けなかったところだけをもう一度書く。それだけ。製図は通しを週2回、残りは弱い部分の部分練習に充てると、時間あたりの効果が高いです。
この週から、起きる時間と寝る時間を本番の日に寄せていきます。夜更かしで積んだ1時間より、当日に頭が回ることの方が価値があります。
ラスト3日(8月20日〜22日):増やさない、手は止めない
- 道具と持ち物を先に確認しておく(製図の道具と準備)。前日に探し物をしない。
- 当日の朝の動きを決めておく:起床時刻、家を出る時刻、会場到着の目安。
- 新しい問題は解かない。書けたものをもう一度書いて、感覚を落とさない。
- 前日は早く寝る。寝不足で本番に入ると、覚えたことも出てきません。
やってはいけない週割り
- 毎日ぜんぶ均等に触る:安心はするが、どれも仕上がらない。
- 通し練習を最終週まで先送り:時間感覚が間に合わず、本番で未完になりやすい。
- 主役を日替わりにする:週の途中で入れ替えると、どの積み上げも途切れる。
- ずれるたびに計画を作り直す:直すのは翌週の主役だけでいい。
まとめ
- 週ごとに主役を1つ決める(均等配分にしない)
- 第1週=測る(過去問1年分・選択分野の確定・時間帯の固定)
- 第2週=分解(弱点を部品ごとに潰す・必須は毎日)
- 第3週=通す(本番の時間で1枚・白紙に書き出す)
- 第4週=再現(新しいものを足さない・生活を本番に寄せる)
- ラスト3日=増やさない(道具・当日の動き・睡眠)
最初の一手がまだ決まっていない方は二次は何から手をつける?、二次全体の地図がほしい方は第二次試験の独学ガイドを先に読んでみてください。教材で迷っている方は受験準備講習会のテキストは買うべきかも参考にどうぞ。
1か月は、均等に使うと短く、順番をつけると足ります。今日やることは1つ。「今週の主役」を紙に1行書いて、机の見えるところに貼ってください。週が変わったら書き換える。それだけです。

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