建築設備士 二次 仕事終わりに勉強できない|夜の時間を「生活構造」から直す

建築設備士の二次試験を働きながら目指していると、必ずぶつかるのが「仕事終わりに勉強できない」問題です。朝はなんとか時間を作れても、夜は疲れて机に向かえない。私は一度二次で落ちていて、去年もこの壁に阻まれました。今年、帰宅から寝るまでの時間を分単位で書き出してみたら、意外なことが分かりました。この記事は、夜勉強を「気合い」ではなく生活の構造から立て直した記録です。

※あくまで一受験者の工夫の整理です。家庭の事情は人それぞれなので、取り入れられそうなところだけ拾ってください。

目次

まず「なぜ夜できないのか」を測ってみた

「今日こそ夜にやるぞ」と思って、できなかった日の自分を責める——これを繰り返していました。でも、責める前にやるべきことがありました。帰宅から寝るまで、実際に何に何分使っているかを測ることです。測ってみると、責めるべきは意志ではありませんでした。そもそも勉強に使える時間が、構造的にほぼ残っていなかったのです。

帰宅から寝るまで、時間はこう消えていた

ある日の実測です。19時すぎに帰宅。着替えと弁当箱洗いで19時半。そこからお風呂に入ると、髭剃りや湯船も含めて約1時間です。

夕食は冷蔵庫のおかずを温めるだけ。なのに、ご飯3分・おかず2品で4分・味噌汁5分と、温めるだけで約20分かかっていました。食べて、片付けて、歯を磨くと合計で約1時間。ここまでで帰宅から2時間です。21時半になると、妻と少し話したりテレビを見たりする時間。そして22時、「さあ勉強」と思ったときには、もう疲れ果てていました。

別の日にはもう一つ発見がありました。帰宅直後に「疲れた」とソファで一息ついたら、そのまま夕食まで30分が溶けていたのです。サボっていたのではなく、時間が構造的に消えていた。これが分かっただけでも、測った価値がありました。

一番効くのは、夜ではなく「退勤時間」だった

分解して気づいた一番の対策は、夜のどこかを削ることではなく、帰る時間そのものを1時間早くすることでした。19時帰宅を18時にできれば、お風呂も夕食も20時半に終わります。そこから23時に寝るまでの間に、2時間の勉強枠が生まれる計算です。朝の勉強と合わせると、1日3時間台も見えてきます。

もちろん、仕事の都合で毎日は無理です。それでも「夜の勉強時間は、夜ではなく退勤時間で決まっている」と分かってからは、仕事の切り上げ方への意識が変わりました。時間割全体の組み方は働きながらの独学スケジュールの作り方にまとめています。

動かせない時間は「重ねる」か「分ける」

退勤時間と違って、お風呂や夕食そのものはなくせません。でも、やり方は変えられます。

一つ目は「重ねる」。実測して驚いたのが、夕食の温め待ちだけで約20分あることです。レンジの前でただ立って待っていたこの時間に、暗記カードを置いておくようにしました。机に向かう「勉強」ではなく、待ちながら1枚めくるだけ。それでも必須問題の暗記は、この細切れでちゃんと進みます。カードの作り方は暗記カードの作り方と回し方に書きました。

二つ目は「分ける」。お風呂のあと毎回30分かけてきっちりやっていた風呂掃除を、「今日は半分、残りは明日」と分割しました。1日でやっていたことを2日に分けるだけで、夜に15分戻ってきます。手を抜くのではなく、試験までの期間だけ配分を変える。そう考えると罪悪感もありません。

帰ったら着替えて、そのまま机へ

構造を直しても、最後に残るのが帰宅直後の「疲れた」の一息です。疲れて帰った日ほど、この一息が長くなります。だから「帰ったら着替えて、そのまま机に座る」までを一つの動作にしました。座ってからの目標は低くていい。鉛筆を出して、図面を1本描くところまでやってみる。座ってしまえば、案外続きます。一息は消すのではなく、夕食後に回すイメージです。

削らないと決めたもの、そして「3日に1回」でいい

時間の分解をしても、削らないと決めたものがあります。家族と話す時間です。お風呂上がりに妻と話す時間は、効率だけ見れば「削れる枠」に見えます。でもここを削ると、勉強を支えてくれる土台のほうが崩れる。削るのは待ち時間と家事の配分だけ。人との時間は勉強の敵ではなく、続けるための土台だと思っています。

そしてもう一つ。構造を直しても、夜に毎日勉強するのはやはり厳しいです。だから私は「夜勉強は3日に1回できれば合格点」と決めました。毎日を前提にすると、できない日に計画ごと崩れます。夜はボーナス枠、本命は朝。この力の抜き方は勉強が「続かない」人への続け方にも通じる話です。

まとめ

  • 夜勉強できないのは意志ではなく生活構造の問題。まず帰宅後を分単位で測る
  • 一番効くのは帰る時間を1時間早くすること(夜の勉強時間は退勤時間で決まる)
  • 動かせない時間は「重ねる」(温め待ちに暗記カード)か「分ける」(家事の分割)
  • 帰ったら着替えてそのまま机へ。一息は夕食後に回す
  • 家族との時間は削らない。夜は3日に1回できれば合格点

「夜に勉強できない自分はダメだ」と責める前に、今夜一度だけ、帰宅から寝るまでに何をして何分使ったかをメモしてみてください。私はそれで、責める相手が自分ではなく「構造」だと分かって、ずいぶん楽になりました。二次試験全体の進め方は建築設備士 第二次試験の独学ガイドにまとめています。

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この記事を書いた人

建築設備士の二次試験に一度落ちて、いまリベンジ中の社会人受験生です。働きながらの独学で、必須問題の暗記・電気計算・製図のつまずきと工夫を記録しています。同じように挑戦している方の役に立てば。

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